執着しているものたちから距離を取ろうと思います。首を吊るのに失敗した部屋で過ごすのも、お互いのことを考えることができないまま、ずるずると執着し離れられないのもやめます。今、何も制作ができていないのに生きていることはおかしいと思います。そう思うのは彼が私につくっていない時は生きている意味がないと言ったからです。あの時こうすればよかったなどと考えますができなかった、中途半端な執着を捨てなければいけないと思います。中身のないままどこまでいけるのか分かりません。抜け殻のような状態で私に何ができるでしょうか。作ることに執着も捏造もできませんでした。けれど美術以外の生き方が分かりません。これも彼のことを信じていて好きだったからです。好きになったことも認めてはいけない、偽物と思い込むようにしていましたが、それはいつか認めてあげたいです。そうじゃないとあまりにもみじめだと思います。たくさんのことを教えてもらいました。初めて生きていく希望を与えてもらいました。それらから今は一旦離れる形をとりますが、きっと戻ってきます。まず完全に離れることなど一生ありません。私にとって私の命は人ごとに感じるし大事とは思えませんが生き延びたいです。