結局、返事を何回も間違えて一人で泣いて無限にアホかと思う。今は駅にいて、何か食べ物とお土産を買うところ。彼に写真を撮ってもらった。脚立は硬くて冷たくて悲しかった。数年前の夏に写真を撮ってくれたことを覚えている。好きになったのはこの時だと思う。周りに人はいたけれど、私たちだけの空間にいるみたいだった。思い出を綺麗に書き留めることを彼は蔑み嫌うだろう。ずっとずっと考える。彼を本当に愛するというのはどういうことなのだろうか。透き通った愛するをできるのなら私は何も要らないと思う。若さゆえだろう。こういう気持ちを抱くのは間違いかもしれない。幸せになどならない。結局は私は私が大切で、都合の良い執着をしているだけだ。